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クィーンズ病院の両親教室(その2「母乳哺育」)

この文章はパティオ「ハワイ生活よもやま話」99/3/18アップ分を、ほぼ全文引用しております。


さて、続いて受講してきた 第四回 Breast-feeding(母乳哺育)のレポートです。

前回のおばさんが講師ですが、今日は実物大の新生児の人形がカップルに一体ずつ渡されています。今日は映画の準備が無く図解のスライドのみなので、まるまる2時間のヒアリングです。白玉もノートを用意して、Here we go!

「母乳哺育の利点欠点」医学的にミルク(formula)よりもヒトの赤ちゃん(baby human)に向いている。携帯性、新生児の突然死(SIDS)を減らす、など、大体日本と同じ内容。

「母乳哺育の体験」目を閉じて、パパもママも講師の方の描写を聞いてイメージをふくらませる。「赤ちゃんを抱いています・・・胸元からこちらを見上げています・・・赤ちゃんは安心しきった表情で胸に吸いついています・・・」みたいな感じ。

「母乳分泌のしくみ」医学的な説明で、これも大体日本と同じ。

「母乳哺育の準備」出産前から乳首にはせっけんを使わないようにする。自浄作用をさまたげないように、ということらしいけど、これ、日本よりも強調されてました。小児科医を選ぶときも、母乳哺育に理解がありサポートしてくれる医師を選ぶべし、とは、出産前に複数の医者に interview(面談)して主治医を選ぶアメリカならではですね。

「抱き方(position)とくわえさせ方」これは正誤の事例がスライドで説明されました。クッション(pillow)をたくさん用意して、ママが楽な姿勢で与えること。乳首を赤ちゃんの口に無理に押し込まず、軽く唇に触れさせてくわえるまで(2〜3分は)待つこと。このへんまでは日本と同じですが、乳房への指の当て方でscissors hold(人差し指と中指を開いて乳輪を上下から押さえる)は<乳輪をふさぐので>やめた方がいい、というのは乳輪(黒い部分)の大きい西洋人向けのアドバイスかな?もちろん人によって違うとの注釈はありましたけど。あと、飲んでる途中で口を外すとき、日本では確か赤ちゃんのほおを両側から軽くつまむ、と指導されたように思うけど、こちらでは小指を口の端に入れて吸い付きを中断させなさい、と言われました。

休憩のあとは「入院中の母乳哺育導入」ということで、黒板に標語が並びました。

1.NURSE ASAP(as soon as possible) 「生後1〜1.5時間で乳首を含ませる」
2.NURSE OFTEN 「欲しがったら与える、乳が張ったときも(起こして)与える」
3.BABY DECIDES HOW LONG 「一回の授乳時間は赤ちゃん次第」片方5分〜20分まで色々。
4.ROOM IN 「母子同室のほうがいい。看護婦に色々教わるべし」
5.φ(NO)BOTTLES/PACIFIERS 「生後2週間は哺乳瓶やおしゃぶりは一切使わない」
6.BE PATIENT 「とにかく辛抱強く続けること」

「そのほか知っておくべきこと」ゲップのさせ方、寝ている赤ちゃんの起こし方(足の裏をくすぐるのは日本と同じだけど、<両手で背中と首を支えてゆっくり水平位置から胸元に繰り返し引き寄せる>というのは初耳でした)、空腹のサイン、オムツ交換や授乳の記録をとること、などなど。

乳が張った場合、日本だとホニュウビンにしぼってそのまま飲ませる場合もあるけれど、こちらでは始めに少ししぼった後は、とにかくビンじゃなく乳房を直接含ませるよう、しつこく言われました。生後すぐビンに慣れさせることは母乳哺育継続にはよくない、との姿勢があるようですね。白玉も今回はアメリカ式でやってみようと思います。

最後にオプションで「働きながら母乳哺育を続けるための講座案内(病院主催の2時間のコースがあるそうです)」「母乳サポート団体の連絡先(無料電話相談)」「搾乳器(breast pump)あっせん、貸出し団体の連絡先」などが紹介されました。仕事があるって理由だけでミルクやビンに切り替える、のは母乳の利点を生かせずもったいない、だからみんなでお手伝いしますよ、ってな感じで、両立をいろんな面からサポートしてくれる機関があるみたいですね。下手すれば日本よりも、母乳を選んだ働くママにとって、うれしい環境といえるかもしれません。

そうそう、今日もらったパンフの中に「母乳哺育における父親の役割」というのがありました。まだよく読んでないけれど、白玉も興味があるので、後日概要を別発言にしてご紹介したいと思います。


「マタニティライフ in ハワイ」これ以外の話も読みたくなったら




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