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◆From Brenda to Jane-ブレンダからジェーンへの手紙-(11)◆


Brenda Manges Papadakis著 "Dear Jane - The Two Hundred
Twenty-Five Patterns from the 1863 Jane A. Stickle Quilt"
1996, Published by Wrights をテキストにして、p.114 を白玉だんごが翻訳しました。

文中の黒カッコは白玉の訳注や補足、赤カッコは原文にもあるカッコです。
Black letters in parenthesis are the transrator's notes,
but red letters including parenthesis are originally shown in the text.


9月14日

もっとも親愛なるジェーン、

わたしの人生の中でも、まさに手に汗握る時代だわ!今月50歳の誕生日を迎えたの。
ご存知かしら?ジェーン、若かった頃は想像もつかなかったけど、50歳という年齢になってから
こんなに人生が楽しめるとは。つまりね、年をとるといったいどんないいことがあるんだろうって
(昔は考えていた。でも)大間違いだったわ!50歳になるって絶対素晴らしいことよ!

50歳になると確かな自信(みたいなもの)がついてきて、「わたしは半世紀も生きてきたんだから
何でもやっていいし、何でも言っていいんだわ」って態度にもなってくる。
あなたが50歳になったときにもこんなふうだった?ジェーン?

わたしには単なる偶然以上に思えるわ、ジェーン、40代後半になってからあなたのキルトを
「みつけだした」ことが、そしてあなたがこれをつくった当時、ほぼ同じ年齢だったってことが。
たぶんこのこともあって、わたしが惹きつけられたんだわ。なんにせよ、若かったときに
あなたと出会っても、きっとその良さはわからなかったはずよ。でもわたしはここに居る、
女性の知りうるあらゆる秘訣や道具を手に入れて、(それでも)
あのキルトをどうつくったのか悩まされながら。あなたは針と糸だけで、
そしてずばぬけた知性だけであれ(It<大文字。もちろん例のキルト>)をつくったのね!

次の作品は何だったのかしら?そしてそれはどこ?

ずっと探し続けるわ、ブレンダより




10月16日

親愛なるジェーン、

また秋が来たわ、この涼しい季節が好きだって、もうあなたもご存知ね。空気はぱりっとして
木の葉はみな、素晴らしい赤やオレンジや黄色に変わっていく。あなたの好きだった季節はいつ?ジェーン。

季節の移り変わりを思うと、人生の移り変わりについても考えさせられるわ。たぶんこれって
娘のデニーズ(Denise)が今月結婚したせいでしょう。彼女の人生は、ジェーン、
あなたが生きた19世紀の若い女性たちと比べると、どれだけ違ってしまったことか。

スーザン・B・アントニーが言っていたような「自分の財布を持たない」現代の女性なんて
わたしには想像しにくくて。女性が財産を自分のものとしたり、どんなに安かったとしても
(もらった)労賃を取っておいたりできないなんて、今世紀には全く想像もつかないわ。

現代の女性は、特権や権利の数々を享受している、それはあなたの時代の女性たちの重労働や
活動家の苦労によって得られたものよ。(活動家とは)スーザン・B・アントニー、
エリザベス・ケイディ・スタントン、ルクレチア・モット、ルーシー・ストーン(Lucy Stone、
<1818-93、米国の婦人参政権論者>)
、まだまだ大勢いるわ、ジェーン。
あなたはこの中の誰かの講演を聞くチャンスに恵まれた?伝えられた彼女たちの言い分は
あなたにどんな種類の影響を与えたのかしら?

19世紀の女性解放運動にはとっても興味がわいてきているの、ジェーン、これと並行して
あなた自身についてのことや、シャフツベリーでのあなたの暮らしについて、引き続き調査しています。

いつもアンテナを張って、ブレンダより


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