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「ちくちく日記」バックナンバー(2003年2月)
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2003/2/1(土)
日本橋三越で9日まで開催中の<ミシガン州立大学博物館所蔵アメリカンキルト名品展>。
某ルートから招待券をいただいて、今日行ってくることができた。久々の身軽な外出だ♪
写真が普及する直前に挿絵などの細密画が高度に発達していたように、ミシンが普及する直前の
キルトには、手の針仕事たるピーシング、アップリケ、キルティングの粋が凝縮されている。
土曜日でたいへんな人波だったけど、時間を忘れてキルトたちに見入る。針目のひとつひとつに
作者の女性の手と、製作にかけた途方も無い時間が見えて、どのキルトにもぬくもりが感じられた。
その後外のモールでお買い物。図録も買ったので今日届いたドームの図録同様、一年間楽しみたい。
今日はまた、蒲田ユザワヤにも行くことができた。むら染めを選び、いよいよるなの幼稚園
バッグ作りを始めなきゃ。こちらは海をモチーフにしたハワイアンキルトのセットにする予定。

<左が今日の図録、右の3冊は知人が買って送ってくれたドームの図録。>

<会場外のショップモールで買った布と、オールオーバーキルトのステンシル3枚。>

<左がユザワヤでの購入品。右の手持ち2枚とあわせてるなの幼稚園グッズになる予定。>

2003/2/4(火)
50州は20枚目のメリーランドではまっている。裁ち型紙11種、布計85ピースと妙に細かいうえに
同じ大きさでちがう色のピースが点で接していたりと間違えそうな箇所のオンパレード。
白玉はペーパーピーシング(薄紙に写した型紙に布を当てミシンの直線縫いを重ねてつなぐ方法)
に挑戦中なので、パターン全体を数ピースずつ、17のパーツに分けた型紙(縫い代つき)も作らねば。
ミシンで縫いだせばあっという間のペーパーピーシングだが、仕込みは手間がかかるものだ。

<一枚の製図は裁ち型紙・PP型紙の縫い代と、薄紙厚紙に写した目打ちの跡で、もうごちゃごちゃ>

2003/2/5(水)
「メリーランド」の仕込み継続中。片面がアイロンで仮接着できる半透明の「ピーシングペーパー」に
直線の縫いきりで作れるパーツに分けた型紙を、縫い代つきで写していく。番号をつけた面と
仕上がりとが裏返しになるとか、だから製図の裏と接着面を背中あわせに目打ちで写せば
布あわせが逆にならないとか、まだまだ試行錯誤の連続だ。ひょっとしてペーパーピーシングは
製図ソフトとプリンタがあればもっと簡単に準備できるのかもしれないな。白玉家にはプリンタ無いけど。

<布あわせとPP型紙あわせが終わり、縫うばっか状態><一枚の型紙にはピースの縫い順と布の色、方向を明記。>

2003/2/7(金)
5パーツを直線縫いするところで足踏みしていた、50州20枚目の「Maryland」がようやく完成。
50州はあと5枚で最初のトップに仕立てる予定だけど、その前にるなの幼稚園バッグが待っている〜
「星空に 映える八つの 親子星」

<ペーパーピーシング、27cm角。>

2003/2/8(土)
大柄、パネル柄大好きな白玉だが、ここまで大きいと使い道に悩みそう?某海外通販で届いたのが
この「究極の1リピート(笑)」36インチ×58インチ(92cm×148cm!)の世界地図パネルだ。
大きさを示すために(皆さんすでに生態をご存知の)白玉2世、まやとるなを立たせてみたら
このとおり。何かの裏布にば〜んと使えるサイズだが、当面はそのまま壁に貼って楽しもう♪

<左がまや、右がるな、最初で最後?の顔見せです>

2003/2/10(月)
50州の次を製図するため(洋服箱を転用した)大きな書類箱からデザイン方眼紙を出した。
この箱には他にも市販の工作用紙や型紙用の透明プラスチック板、キルティングステンシルなど
折りたくないものがしまってあるのだが・・・久しぶりに一緒に入っていた方眼入りの厚紙を
よくよく見ると、タイトルが<芸能工作用紙>。芸能?クラスや名前を書く欄もあるし、白玉自身も
学校で使った覚えはあるけれど、なぜに芸能??・・・白玉はこれを見るたびに気分が昭和に
タイムスリップする。学校で劇や「ペープサート」(ご存知ですか?厚紙を切り抜いた登場人物に
ワリバシをつけて舞台の下から動かす簡易人形劇)をやる場面を、想像してしまうんだけど。

<昔からあるデザインですよね〜これ>

2003/2/11(火)
Dear Jane Quilt というのがアメリカに存在するそうだ。Janeさんがつくった素敵なキルトで
それを真似て他の人がつくっているのが Baby Jane Quilt。ジェーンさんのが親で、他は全部
こどもってことらしい。元のキルトが200以上の個性的なブロックと、これまた細かい三角つなぎの
ボーダーでできた凝ったものなので、コピーをするのも英語で journey(長旅)とか adventure
(探検・冒険)と表現されるような、たいへんな長期プロジェクトになる。アメリカではすでに
メーリングリスト(同好者の情報交換システム)で励ましあいながらライフワークとして
製作を進めている皆さんが650人以上もいるとか。そして今回日本でもネットキルターが
集まって、Baby Jane を各自つくっていこうというメーリングリストが発足し、白玉も
未熟者だが参加させてもらうことになった。50州や他の企画で顔見知り(ネット見知り)の方も
すでに大勢集まっていて心強い。キルトづくりの到達点の一つとして、今後の目標にしていきたい。
本家アメリカのDear Janeサイト(英文)はこちら、日本のMLについてはこちら。

2003/2/14(金)
ここ数日、以前買ってあったアメリカのキットでプレイマットをつくっていた。キルティング
でなく、房を結ぶ「タフティング」で仕上げるレシピなので、すごくはかどってうれしかった♪
タフティングを全体に散らすと全体がふかふか仕上がりこどもたちも大喜び。成果はこちら。
それが一段落した夜半、図書館のめったに行かない分館で見つけたキルト本2冊を読んだ。
『岡野栄子のキルトエッセイ 布から生まれたおもしろキルト』(日本ヴォーグ社、1996年)
それに小野ふみえ著『キルトに聞いた物語』(暮しの手帖社、平成6年)。岡野さんの作品集には
最近のモダンなアップリケキルトだけでなく、トラディショナルパターンの作品も多く掲載され
ユーモアある中にもきちんと技法を押さえた解説とエッセイが添えられていて、技術的にも
参考になる。(ただし技術が同じでもあのセンスはとうてい真似できないと、思い知らされもする)
某所で話題になっていた『キルトに聞いた物語』は、確か手にするのは初めてではない。けれど
素晴らしいアメリカンアンティークキルトコレクションと、それにまつわる由緒や入手経路、
その調査の顛末談は、時代時代の女性キルターの手がキルトの写真の上に見えてきそうな
生活感、現実感あふれる描写で面白かった。針は進まなかったけど、贅沢な夜更かしをした気分。

<タダでいつでも借り出せる、市立図書館に感謝>

2003/2/15(土)
るなの幼稚園グッズ中、最大サイズの「おつかいぶくろ」(=手提げ袋)の製作に入った。
水通しをして干したままの布を見てるなが連日「ままがたこちゃん、つくってくれないと、あたち
ようちえんに、いけないの〜」と涙ながらに催促するようになったからだ。これが完成したら
るなちゃんも幼稚園・・・って完成しても4月まで待たなきゃいけないんだけど。でも楽しみね♪
ともあれ、むら染めのハワイアンでモチーフは「タコ」と「イルカ」。タコはかわいいのを二人並べ
片面一杯に16本の足を広げたデザインに。裏は・・・表のアップリケしながら考えよう(^^ゞ

2003/2/16(日)
るなのバッグのアップリケのため、テーブルにお針道具を出しておいたらまやが久々に興味津々。
どうしてもやらせろと細いアップリケ針をピンクッションの四方八方から刺して遊びたがるので
はぎれに鉛筆で点線を書き、針に糸を通し糸玉をこしらえてから、まやに持たせて縫わせてみた。
そういえば彼女とは「5歳になったら針を教える」と約束して待たせていたんだっけ。今日の
数センチの縫い目づくりで味をしめたらしいまやのために、以前白玉自身のために買ってあった
刺し子のキットを出して次の練習課題にすることにした。でも明日ね。深夜、100円ショップで
以前買っておいたまや用のソーイングボックスに、「横浜布」のフランネルでピンクッションを
つくってあげた。刺し子キットも周囲を折り、しつけをかけて縫うばっかに。明日以降やらせてみよう。
問題はるな。横で見てて自分もやらせろと騒ぐに決まってる。やっぱ厚紙・毛糸・ひも通しかなぁ。

<まやのファーストステッチと彼女のソーイングボックス><「池村商会」の刺し子キット>

2003/2/17(月)
個人輸入で注文しておいた、50州一枚目用の裏布5ヤードが到着した。出掛けにポストの外側に
厚紙封筒の半分以上がはみ出ているのを見て(この辺ではポスト泥棒の話はまだ聞かないけど)
そのままバッグに入れて外出。出先で一休みしながら封を解いて一人ニタニタするママを見て
るなもあきれながらも「まま、これ、かっこい〜♪」でしょでしょ?キルトの裏布は大柄を切らずに
ど〜んと使えるので白玉好み。裏布からインスピレーションを得て逆にトップ(表側)を考える
ことも少なくない。今回も思い切って派手な大柄にしたからなぁ、あと5枚がんばらないと(^^ゞ
夕方ちょっと針を持ったついでにまやに刺し子キットをやらせてみた。今日は直線20cmほど縫って
おしまい。周囲を一周するまでは厚いところもあるし慣れが必要だから、ひと針ごとに上げ下げ
するアップダウン方式。新しいソーイングボックスは当分ママが預かるね。また続きをやろうね?「うん♪」
で、その間るなはというと、あきらめたのか「あたちは、くれよんで、れんしゅう、ちてるね」と紙を出し
まやの刺し子糸と同じ色で同じ形に、点線で紙いっぱいに絵を描いていた。うん、上手上手♪

<チクチク解禁が待ち遠しいるなの、今日の「練習の成果」(笑)>

2003/2/18(火)
今日は幼稚園を休んだまや、るなのお昼寝中にまた針を持つ。かせの刺し子糸から20cmほど
カットして針に通すまでをなんとかこなす。ママの担当は糸端の玉結びと縫い終わりの玉止め、
そして針の根元の糸を刺して「針が抜けない魔法をかける」こと。手つきはまだまだあやしいけど
縫うのはだいぶ慣れてきたカナ?そのうちに疲れない持ち方や手つきも身体が覚えるだろう。
るなの「たこちゃん」アップリケも順調で、足16本のあと一本と、頭ひとつを残すのみ。
でも姉と母が針を持つ姿を毎日うらやましそ〜〜〜に見ているるな。やっぱ何か考えてやらないと。

2003/2/19(水)
るなの手提げ袋のアップリケ、片面いっぱいのタコ2杯(2匹じゃなくてこう数えるそうな)と
裏面の小さなイルカ2頭のアップリケが完了。お顔をつけたら綿はりしてキルティングだ。

2003/2/20(木)
深夜タコさんたちにお顔をつける。ハワイアンの具象パターンに通常目鼻はつけないんだけど
まぁ子供向けだから・・・男の子と女の子にするには、野球帽とお花(かリボン)で判るかな?
50州を「花柄なし」でやってきたので、女の子タコちゃんの頭につけるお花プリント探しに難儀。
あとはコーヒーの大缶再利用のスクラップボックスから、はぎれを引っ張り出してなんとかした。

2003/2/21(金)
12月中旬に白玉が提案し、あおぞらちゃん主宰の「わいわい会議」で詳細を詰めて実行に移された
北朝鮮拉致問題早期解決を願うブルーリボンジョイントキルト企画。このほど、集まったミニキルト
110枚が無事一枚につながり、全体写真が公開された。う〜ん壮観!言い出しっぺ冥利につきるわぁ。
わいわい会議内の、ブルーリボンキルト全体写真はこちら。必見です

<1/29付の「ちくちく日記」に載せた白玉のブルーリボンキルト>

2003/2/22(土)
休日で家でのんびりしたので、るなの「たこちゃん」がだいぶ進んだ。今日は顔周りの細かい
アップリケが終わり、両面接着キルト芯で綿はりも済んで、いよいよキルティングを開始。
裏布のかわいいプリントは別に平らに仕立てたいので、キルティングのための裏布には
あまり使いそうもない、淡い色合いのプリントを捨て布として当ててある。著名キルター
松浦香苗さんの本で、こういうとき、裏に綿を当てただけで(サンドイッチの裏布なしで!)
キルティングをするというレシピを読んだことがある。かえって縫いにくくないのかなぁ。

2003/2/23(日)
買い物でおでかけした以外のときは、ほとんど(PCの前か;)キルティングをやっていた。
夜こどもたちが寝静まってからもシンブルで細かく縫ってると、後ろを通った白玉ダンナが
珍しく肩越しに「・・・ずいぶん手間かかってるね。あとどれくらいでできるの?」あら見ててくれた?
でもギクッ(^^;)いや、お入園式には間に合うと思うけど?一応毎日ちょっとずつ進んでるでしょ?
冗談じゃなくてハンドキルティング、あと6週間で間に合わせないといけないわ。気合入れてチクチク。

2003/2/24(月)
たこちゃんは一人(笑)の身体のキルティングが終わり、いよいよ周囲のエコーキルトに突入。
裏面からのエコーキルトと底の折り目でぶつかってしまうので、底まちになる部分には、
簡単なボーダー模様を先に入れてある。今回も大活躍の37cmフープはアメリカ製。(入手先はここ)
足の部分がマジックハンドみたいに調節自由で、くるくる回るお気に入り。テーブルに載せて、
ソファの膝で、外のピクニックマットであぐらをかいて(笑)「どこでもフープ」は両手が楽ちん♪

<たこちゃん中間報告:こんなフープを使っています>

2003/2/25(火)
たこちゃん一人のエコーキルトがだいたいできたので、寝る前にフープを外してつぶれた部分を
休ませる。今日はだいぶはかどった♪実は最近までずっと、裏布までちゃんとキルティング針が
通っているかよく判らなくて、ひと針ごとにフープの裏をのぞきこんでいた白玉。でも今日は右手の
針の感触と、左手の指の腹で裏から針を刺した部分を触って、手探りですくった数を確かめるだけで
裏の様子が判るようになっていた。糸の最初と最後の返し縫いだけ針目が抜けないように
注意すればほとんど針目が飛ばなくなって、キルティングもだいぶスピードアップしたみたい。
やっぱり慣れって大切なのね。でもこの春は、手持ちのトップが何枚か仕上がる予定だし
ベビーキルトの頼まれキルティングもひとつ預かっている。やっぱり今年前半はキルティング地獄かな?

2003/2/27(水)
るなが風邪で寝ている夕食前のひととき、テレビに飽きたまやにまた刺し子をやらせてみる。
まだ布巾の外周が終わってないけど地味な青色の直線縫いに飽きたとみえて、今日は
こどものお顔の丸い部分をオレンジで縫うという。しるしがついてるとはいえカーブを
縫うのは初めてなので、どうなることかと思ったら、直径7、8センチの円の半分で糸が
終わったら終わりにするそうな。「やっぱりまっすぐなところをやる〜アルファベットの
ところね」いいよ。これはまやのだから毎日やりたいところを少しづつやってみな。まだまだ
短時間だが、手つきは肩の力が抜け、左手で上手にあまった布をぐしぐし握って縫ってるまや。
当分は遊び半分でいいからね。玉止め玉結びも見るが半分、やるが半分。ゆっくり覚えましょ。
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