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お正月特番の次は新聞です。日刊日本語新聞「ハワイ報知」から、12月30日にぐるぐる巻きの新春特大号が届いたので、おおざっぱに内容をご紹介。内容的には日系人がふるさと日本をなつかしむ記事、あたらしいふるさとハワイを見直す記事が多いかな。本文よりも下半分の日系企業・団体・個人の広告がすごくて、「をを、ここも日系だったのか!」と見とれてしまうことしばしです。この新春特大号はどれもオールカラーまたはパートカラーで、定期購読者以外は予約した人だけ入手可能。ひとつの項はひとりの記者さんが担当しているらしいです。 A「日本建築の美と歴史・2000年」 興福寺五重塔と、大阪城全景写真ではじまり、東大寺、三十三間堂、比叡山、二条城、金閣寺をそれぞれ1ページずつとりあげ、モノクロ写真入りで一般的な紹介。 B「オアフ島・21世紀へ バスから眺める時の流れ」 ザ・バスが毎日地球2周半の距離を走っている話にはじまり、アラモアナのバスターミナル周辺、ダウンタウンチャイナタウン、ワヒアワのワイアルアコーヒー資料館。ハレイヴァにあったオアフ鉄道会社跡。日系移民の記念碑的存在「ワイアホレ水路」。要するにサークルアイランド路線を一周したレポートだった。 C「地名から学ぶ日本のかたち」 富士山の写真ではじまり、日本の旧国名の地図つき一覧。行政区画のはなし。近年の地名の合成について(大森+蒲田=大田区など)。地名に関する雑学的内容。 D「ベストセラーとともに」 デュラスの「愛人」のあらすじで2ページ。マイケル・オンダーチェの「イギリス人の患者」で2ページ。スコット・フィッツジェラルドの「グレイト・ギャツビー」で2ページ。結局この記者さんは、ハードカバー3冊でこの特集を仕上げたらしい。 E「写真でつづる世界の重大イベント」 1959年8月21日、ハワイが米国50番目の州になった日の新聞。1945年の日本降伏。1959年日本の皇太子御成婚。1949年中華人民共和国設立。1969年アポロ月面着陸。1977王貞治がハンク・アーロンの本塁打記録を更新。1963年ケネディ暗殺直前の写真。ベトナム戦争。ビル・ゲイツ。1997香港返還。1995オウム・サリン事件。1980年チリ大地震の余波で津波をかぶったハワイ島ヒロ港。1985年チャレンジャーの事故でなくなったオニヅカ宇宙飛行士。 最後の2ページはなぜか「初秋の東北温泉巡りの旅」記者が一晩一温泉!をはしごした旅行の写真入りレポートで、なぜか最後に信州上田城、松本城、草津温泉まで出てました。 F「Voyage 2000 宇宙船地球号の行方」 日本の環境問題の最新トレンドを紹介。ダイオキシンなどの用語解説のほか、CO2の減らし方、日本のリサイクル事情、オアフのリサイクルスポット地図、超高齢化社会を考える、いまどきの(キレル)子供、など。 G「男はつらいよフーテンの寅さんの故郷 葛飾柴又を訪ねて」 帝釈天への日本一短い参道、柴又帝釈天の七福神めぐり、近くの和風建築「山本亭」の紹介、寅さん記念館、矢切りの渡し。担当の女性が墨田区出身で、実家に遠隔取材してもらってまとめた号とのこと。寅さん名語録も引用している。 H「2000年を迎えて振り返る ハワイ日系社会の重大事件18選」 系列の新聞「ハワイヘラルド」編集長の文を翻訳したらしい。ランキングトップは「汚名の日」として真珠湾攻撃。二番めは1954年の民主党勝利で日系議員が多数誕生したことについて触れている。 I「天皇御一家」 の宮内庁提供写真がトップカラー。 めくるとハワイ・カエタノ知事と日本の小渕首相のあいさつが来て、 「今ミレニアム、人類の歴史の里程標(1000年間の重要な出来事)」として1066年ノルマン人の英国征服から、1991ロシア崩壊まで、Timeが選んだ重要事件の翻訳抜粋年表。 日露戦争・太平洋戦争の勝因・敗因を探る。 筆者が選んだ20世紀最大の偉業はアポロ月面着陸だとして、ハワイのハレアカラ火口も訓練場所としてプロジェクトに参加していたと賞賛。 最後のページは千年紀についての考察。日本ではなじみ薄い概念だとして、真のY2K問題は1970年代のトイレットペーパー騒動と同質ではないかと断じている。 全体に「ハワイ報知」が配達されない三が日の読み物としては、読み応えは十分でした。 |
